景観まちづくり講座「みやきの風景学」
みやき町は令和元年度に景観行政団体(景観法にもとづく)に移行し、「みやき町景観計画」を策定しました。そして現在「景観まちづくり」の取り組みを進めています。NPO法人山田の風は、みやき町の景観まちづくりを民間ベースで支援するために設立されました。みやき町の景観の特徴やそれを守り育てるための方法を学び、景観への関心の広がりや担い手の育成を目的として連続講座を開催します。
■開催要領
○主 催:特定非営利活動法人山田の風(通称:NPO法人山田の風)
○開催期間:令和4年12月~令和5年1月(計4回)
○募集人員:15名
○受 講 料:2,000円(資料代)
○会 場:中原庁舎2-2会議室
○講 師:麻生恵(NPO法人山田の風代表、東京農業大学名誉教授)
蘭 命(みやき町役場産業支援課)
○講義内容と日程(2回目以降の日時は受講者の皆さんと相談して決定します。)
第1回(令和4年12月10日(土))9:00~12:00:ガイダンス、現地視察
第2回(令和4年12月21日(水))18:30~20:00:風景論の歴史、景観のとらえ方
第3回(令和5年1月11日(水))18:30~20:00:みやき町景観計画と景観デザイン
第4回(令和5年1月25日(水))18:30~20:00:景観まちづくりと市民参加
■講義内容の詳細
第1回:12月10日(土)9:00~12:00
中原庁舎2-2会議室に集合後、全体のガイダンスを行います。開催方法(開催時間等)については受講者と協議の上、決定します。続いて、マイカー乗り合い方式で町内の主な景観ポイントを視察し、みやき町の景観構造や景観的魅力、問題・課題について把握します。
第2回:12月21日(水)18:30~20:00
中世から始まる風景論の歴史(○○八景など)を概観し、さらに近代以降の景観施策の流れを整理します。一方で、地理学的景観のとらえ方から近年の景観アセスメント(景観評価)技術に至るまで、これまでの景観研究や景観施策で蓄積されてきた様々な知見について紹介します。
第3回:1月11日(水)18:30~20:00
みやき町の景観の特徴や課題について整理し、それを守り育てるために策定された「みやき町景観計画」について学びます。計画策定にあたって実施された住民の景観意識に関するアンケート結果についてもご紹介いたします。
第4回:1月25日(水)18:30~20:00
みやき町の景観まちづくりについて、観光活動との連携、農業の6次産業化、里山の景観管理、町民への普及啓発活動(シンポジウムやワークショップ)、景観条例制定など、様々な側面からの取り組みと今後の課題について議論します。